慈善(助け合い)📖アル=マーウーン【第107章】クルアーン~信じることが人を敬虔にする

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アル=マーウーン(アラビア語: الماعون, al-māʻūn、”Small Kindnesses, Almsgiving, Acts of Kindness, and Have You Seen”「小さな親切、施し、親切な行い、あなたは見たか」)は、クルアーンの第107章であり、7つの節から成る。マッカで啓示された。最後の節にある語にちなんでこの名がつけられている。来世をどうとらえるかにより現世の過ごし方は大いに変わる。来世を信じない者がその道徳観念をどう発達させるか(あるいはさせないか)、現世における他者への思いやりや手助けといった身近な慈善を通して考えさせる章である。

 

107. ASSISTANCE (al-Ma’un)

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ٱلمَاعُون【アラビア語】

アラビア語アル=マーウーン

慈善(助け合い)アル=マーウーン 朗読音声

 

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慈善(助け合い)アル=マーウーン【日本語訳】

慈善(助け合い)アル=マーウーン日本語
 

慈悲あまねく、慈悲深いアッラーの御名において。
1 あなたは見たか、宗教を嘘よばわりする者を。

2 それは孤児を追い払う者、

3 貧しい者を、養うよう勧めもしない者。

4 災禍あれ、礼拝する身でありながら、

5 自分の礼拝 (の意味) にうわの空の者。

6 見せびらかすばかりで、

7 (ほんのわずかな) 手助けを断る者。

 

慈善(助け合い)アル=マーウーンについての解説


 

この章は7つの節から成り、わたしたちが善悪の責任を問われる審判の日に焦点を当てている。この章はまた、審判の日を否定し、身寄りのない人々を軽蔑し、傲慢で利己的な生活を送る人々の生き方を嘆き悲しんでいる。彼らは同胞である人間に対して、わずかな礼儀や親切心も払わず、その心は信仰を欠いている。

偽善者たちは、善い行いをするように見せかけても、そのような中途半端な行いは何の役にも立たない。この章はまた、『礼拝に無関心な者』にも警告を発している。 死後の清算を信じることが人を敬虔にする。信じない者は、あらゆる恩恵を受けられなくなる。

神への祈りを怠り、弱い者を押しのけて恥じようとしない。貧しい人が必要とする、ほんのわずかなものさえ与えようとしない。

章の冒頭では公然と宗教への反発を示す者について、4節以降では公然とムスリムであることを表明しつつ、ムスリムとしての判断力に欠ける者について指摘されている。二種類の人物の行動や態度に共通するのは、ずれも来世への備えを怠っているという点である。また礼拝は神に対してなされるものであり、他人の目線に対してなされるべきものではなく、そうした見せかけの礼拝が信仰者に禁じられていることは言うまでもない。

 
 

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ASSISTANCE (al-Ma’un)【英語訳】

審判の日
 

In the name of God the Gracious, the Merciful.
1 Have you considered him who denies the religion?

2 It is he who mistreats the orphan.

3 And does not encourage the feeding of the poor.

4 So woe to those who pray.

5 Those who are heedless of their prayers.

6 Those who put on the appearance.

7 And withhold the assistance.

 

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