イスラーム

『イスラームのメッセージ』【4】イスラームの道徳的側面 イスラーム

『イスラームのメッセージ』【4】イスラームの道徳的側面

イスラームは、個人間に互いへの愛情と慈しみの念が芽生えるような、よく調和した社会の形成を目標とします。そしてそれはイスラームの教えが命じたことを遂行し、禁じたことを回避することで達成されるのです。イスラームが禁じている物事を以下に挙げてい…
禁止 📖 アッ=タハリーム(タフリーム)【第66章】クルアーン~悔い改めは恥ずべき感覚から生まれる イスラーム

禁止 📖 アッ=タハリーム(タフリーム)【第66章】クルアーン~悔い改めは恥ずべき感覚から生まれる

現世における人間は、常に試練にさらされているため、過ちを犯しやすい。その償いのために、悔い改め、神に向き合わなければならない。本質的に、悔い改めは恥ずべき感覚から生まれる。自分の過ちに気づけば、恥ずかしいと思うようになり、その羞恥心が今後…
部屋 (私室) 📖 アル=フジュラート【第49章】クルアーン~何が真実であるかを慎重に確認しなくては イスラーム

部屋 (私室) 📖 アル=フジュラート【第49章】クルアーン~何が真実であるかを慎重に確認しなくては

預言者ムハムマドの時代には、集会で、預言者の説教に優ることを目指し、饒舌になるものがいた。その結果、神と預言者が定めた指導原則を無視した意見を述べるようになった。このような過ちを犯すのは、神が自分を見守っておられることを忘れてしまうからで…
月 📖 アル=カマル【第54章】クルアーン~善行を行う機会は与えられている イスラーム

月 📖 アル=カマル【第54章】クルアーン~善行を行う機会は与えられている

神は前もって、終末の日の到来を予期させるような出来事を現世に起こされる。 預言者ムハンマドの時代、ヒジュラの数年前にこのような出来事が起こった。人々は月が「二つに裂けた」のを見た。その時、預言者は人々に、月が二つに割れたように、世界もまた…
不信者たち(真理を拒む者)📖アル=カーフィルーン【第109章】クルアーン~神から直接与えられた言葉 イスラーム

不信者たち(真理を拒む者)📖アル=カーフィルーン【第109章】クルアーン~神から直接与えられた言葉

クルアーンの第109章は6節から成り、マッカン期の終わりの頃に啓示された。当初、預言者ムハンマドは、人々に『わが民よ』とか『わが共同体よ』と言っていた。しかし、議論を尽くしても人々が彼を受け入れない時、彼は人々に『真理を拒む者たちよ』と呼…
夜 📖 アッ=ライル【第92章】クルアーン~この世のすべてのものは対になっている イスラーム

夜 📖 アッ=ライル【第92章】クルアーン~この世のすべてのものは対になっている

この世のすべてのものは対になっている。男と女、夜と昼、プラスとマイナス、物質と反物質。この世に存在するすべてのものは、その対を成し、目的を果たす。これは、この宇宙が目的を持っていることの明確な証拠となる。このような目的を持った宇宙では、善…
筆 📖 アル・カラム【第68章】クルアーン~すべて神の恵みによって与えられたもの イスラーム

筆 📖 アル・カラム【第68章】クルアーン~すべて神の恵みによって与えられたもの

『筆と、それが記したものにかけて』とは、歴史的記録のこと。人間の回顧録が歴史という形で蓄積され、保存されているクルアーンは別格の書物であり、その伝達者は別格の人格である。クルアーンが神の書物であり、ムハンマドが神の預言者であると認められな…
象 📖 アル=フィール【第105章】クルアーン~全能の神の導き イスラーム

象 📖 アル=フィール【第105章】クルアーン~全能の神の導き

クルアーン第105章 象 アル=フィールは、預言者やその使命に敵対する者は、象の軍隊のように打ち負かされるという啓示であった。そしてこれは、預言者が君臨することを示す全能の神の導きである。神によって彼に啓示された神聖な書物は、全人類の導き…
潤沢(豊穣)📖アル=カウサル【第108章】クルアーン~最高の成功が与えられた イスラーム

潤沢(豊穣)📖アル=カウサル【第108章】クルアーン~最高の成功が与えられた

アル・カウサルとは、楽園を流れる川の名前で、その水は神を敬うムスリムだけのものである。クルアーンによれば、現世でも来世でも、将来の希望から断ち切られたのは、実は預言者の敵対者たちであり、預言者は神から潤沢を授かったのである。この章が啓示さ…
合同礼拝 (集会) 📖 アル=ジュムア【第62章】クルアーン~人間は2つの異なる方向に引っ張られる イスラーム

合同礼拝 (集会) 📖 アル=ジュムア【第62章】クルアーン~人間は2つの異なる方向に引っ張られる

この世界では、人間は2つの異なる方向に引っ張られる。第1に、経済的側面、第2に、宗教的側面である。この2つの考慮はそれぞれ避けられないものだ。しかし、両者の関係は、経済活動が宗教の呼びかけに従属するようなものでなければならない。人間は、合…