イスラーム

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夜訪れるもの (夜の星) 📖 アッ=ターリク【第86章】クルアーン~すべての魂には守護天使がいる

人を照らす突き刺すような明るさの星は、自分を監視する者がいるという事実を象徴的に思い出させる。すべての魂には守護天使がいて、監視者として人間の行いを記録している。わたしたちの創造主である神、ゆえに死者をよみがえらせることもできる。神は人間…
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アキーダとイバーダ【第2部 アキーダ (信仰行為)】1シャハーダ2サラート

シャハーダ (証言)と はイスラームの核であり、次の2つのカリマによる信仰の証言です。ムスリムはこのカリマの意味することに確信をもつことが大切です。しかし、これをただむやみに信じ込もうとしたり、理性だけで理解しようとするのは正しくありませ…
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進撃する馬 (疾走するもの) 📖 アル=アーディヤート【第100章】クルアーン~不必要に欲求に囚われないこと

この章は、11節から成り、イスラームの最初の数年で啓示されたもの。アーディヤートとは hunter ハンターを意味する。この章の教訓は、アッラーに感謝し、不必要に欲求に囚われないことである。そして、審判の日を信じること。信じなければ、間違…
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試問される女 (問いただされる女) 📖 アル=ムンタヒナ (ムムタハナ)【第60章】クルアーン~言葉には見事に心を動かされる

この節はマッカを征服したその日に啓示された。預言者は、崇拝の際には神に何ものもその同位者として配さないこと。窃盗や姦淫、子殺しの罪を犯さないこと、また子どもたちに対する夫の父権を毀損しないことなど、信仰する女性たちの誓約を受け入れた。啓示…
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棕櫚(椰子)📖アル=マサド【第111章】クルアーン~冷酷高慢は自分に跳ね返ってくる

アブ・ラハブという実在の人物の名前は、ある種の人格を表すようになった。預言者ムハンマドの叔父である「アブ・ラハブ」は、真理を求める呼びかけに対して敵意のために卑屈になるような人物の象徴となった。預言者がこのような人物に直面しなければならな…
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蜘蛛 📖 アル=アンカブート【第29章】クルアーン~ジクルが湧き上がり肉体と魂に流れ込む

人が神への強烈な認識、すなわちマーリファによって完全な知識に到達すると、神への思いがその人の存在そのものに浸透するようになる。これが神を想起すること(ジクル)の持つ意義である。この神を想起する源泉、すなわちジクルが湧き上がり、肉体と魂に流…
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蓄積 (蓄えの競い合い) 📖 アッ=タカースル【第102章】クルアーン~死後の気づきは何の役にも立たない

クルアーン第102章アッ=タカースル蓄積は、現世の利益にのみ目を向けることによって生じる、来世に対する無頓着さの危険性を警告している。富や権力はすべてアッラーからの恵みであり、来世に備えることによって正しい使い方をすべきである。審判の日…
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『イスラームのメッセージ』【5】イスラームが命じている物事とイスラームにおけるマナー

イスラームが命じている物事 以下に示すのは、イスラームが命じている物事の一部です: 1-公正と平等 至高のアッラーはこう仰っています: 実にアッラーは、公正と善行と近親の者への贈与を命じられ、そして醜行と悪事と法を越えることを禁じられる。そ...
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ガーフィル (信仰者) 📖 アル=ムゥミン【第40章】クルアーン~フィルアウンがムーサーを殺そうとした

第一の「死」とは、現世における生以前の無存在の状態、あるいは人間が胚子であった状態を指す。生命を宿す以前の、泥土で形づくられた器の時点では死んでいるに等しい。第一の生は誕生によって始まる。地上における、いわゆる現世の生である。第二の死とは…
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勝利 📖 アル=ファトフ【第48章】クルアーン~「サキーナ」とは心の静けさと安らぎ

「静謐」と訳出した「サキーナ」とは、心の静けさと安らぎを表している。これは危機的な状況にあったにもかかわらず、ムスリムたちがフダイビーヤで示した忍耐と冷静さを意味する。彼らが困難を克服することができたのは、預言者に対する彼らの完全な信頼の…