月のヴォイドオブコース【ボイド・オブ・コース・ムーン】とは?

ボイドオブコース

ヴォイドオブコース? 聞いたことがあるけど、どう使ったらいい?

ホラリー占星で使うのが一般的かもれません。占うときが月のヴォイドオブコースであれば、その質問に答えるのにはそぐわないと判断します。

でも実はそれだけではなさそうです。
ボイド・オブ・コースとは何か?その意味は?などいくつかの例を挙げながら、もっと深く掘り下げていきましょう。

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月のボイドオブコースとは?

月が伝える物語

月のボイドオブコースとは月が地球のまわりを、約27日で一周することはよく知られていることです(30日で一周という朔望月というのもありますが、ここでは関係ありません)。

月は黄道十二宮に沿って常に動いています。黄道十二宮のサインは12あり、それぞれが円のちょうど1/12を占めています。ですから、月が1つの星座を横切るのに約2日半かかることは容易に計算できます。

それぞれのサイン(星座)は、人生という本のひとつの章のようなもの、その中で月が物語を伝えているのです。月が次のサインに入るとき、新しい物語が始まります。

わたしたちは古い物語をまだ覚えていますが、もうその物語に深く関わることはありません。月が次のサインに入るたびに、わたしたちの人生において何かが大きく変わり、その文脈や出来事の感情的背景が変化するのです。

月はわたしたちの意識ではなく、潜在意識と強く結びついているため、ほとんどの場合、わたしたちはこの変化に気づきません。その変化に深く気づいているのは、潜在意識なのです。

それぞれのサインで、月はそのサインに入るときに新しい物語を始めるわけですが、それらの物語の長さは様々です。ほぼ2日半の間続くものもあれば、もっと短いものもあり、物語の終わりには必ず小休止があります。

その小休止も短かったり長かったりしますが、必ずあるのです。その物語の終わりの小休止が、月のボイドオブコースの期間です

なぜこのような小休止ができるのか、その哲学的理由はわかりません。もしかしたら、語り手はわたしたちに今聞いた話の内容をじっくり考え、こなす時間を与えてくれているのかも?

それとも次の話がとても重要になるので、その準備の期間なのかもしれません。ただ、その小休止があることは確かなのです。

物語の終わりと新しい物語のはじまり

もう少し専門的な話にしましょう。月は各サインを移動しながら、惑星と接触しています。それをアスペクトといいます。それがどのようなもので、どのように行われるかはここではあまり重要ではありません。

ですがそのアスペクトが、そのサインの物語の内容をつくっているのです。アスペクト回数とその時間的な分布は、すべての惑星が黄道帯のどこに位置するかによって決まり、その配置は永遠に変化し続けるのです。

ある時点で、月はそのサインでの最後のアスペクトをつくると、そこでその物語が終わりになります。しかし新しい物語は、月が次のサインに入るまで始まらないのです。

言い換えれば、

” 月のボイドオブコースとは、月が現在の星座で、ある惑星と最後に接触した瞬間から、次の星座に入るまでの期間である。”

と定義できます。

ボイドオブコースは数分という非常に短い場合もあれば、稀に2日くらいのとても長い場合もあります。

タイミングを知る

では、どうやってそのタイミングを知ることができるのでしょうか? それがわかれば、意識して自分の物語をじっくり観察することができるかもしれません。

今は便利なモバイルアプリがたくさんあります。『Void of Course Moon』で検索してみて下さい。気に入ったものを使ってみましょう。わたしは iLuna というシンプルなものを使っています。

もちろんエフェメリスを使って調べる方法もあります。これはすこし手間がかかるので、またの機会にじっくり説明できればと思います。

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月のボイドオブコースの誤解

無の時間?

ボイドオブコース月の無時間月がボイドコースにあるとき、それはどの星座にも属さず、穴に入ったような空白や空虚な状態で「無の時間」という誤解が広まっているようです。

黄道は、太陽が天空を回る架空の道であり、12分割されています。黄道は円形なので、360度です。各星座は30度の区間であり、30×12=360なのです。ここには、穴もなければ空白もないわけです。

月は常にどこかの星座にあります。このページを最初から読んで理解していれば、明らかですね。

月のボイドオブコースの解釈

何も起こらない

ホラリー占星術では、月がそのサインを離れる前に、惑星との接触を調べます。それらのアスペクトは、質問されている状況について何が起こるかを教えてくれます。

もし月が「ボイドオブコース」であれば、つまり物語が終わるまでにどの惑星とも接触しないのであれば、唯一の可能な答えは「何も起こらない」ということになります。ですから、もし誰かが「結婚できますか」と尋ねたら、その答えは否定的に受け取られるでしょう。

しかし、もし誰かが「仕事で解雇されますか」と尋ねたら、「何も起こりません」という答えは肯定的に受け取られるでしょう。

それと同じように、日常生活でもボイドオブコースは、必ずしも悪いことではありません。「何も起こらない」という言葉を胸に刻んで、それが自分の望むことなのか、そうでないのか を見極めればいいのです。

望むか望まないか

ある人が、仕事の面接を2つ受けたそうです。どちらも同じ日で時間差が数時間あったそうですが、どちらもボイドオブコースの期間でした。どちらも採用になりそうな対応だったので、内定が決まるだろうと思ったそうです。

ところが、その日のうちに月が別の星座に入り、別の物語が始まりました。内定が出ないばかりか、何の連絡もない、という結果になってしまいました。

別のある人は旅行中にトラブルになり、治安の悪いところで、これは深刻な状態だと思ったそうです。普通ならかなりの被害にあうような状況だったのに、すんなりとそこから抜け出すことができたそうです。そしてそれはボイドオブコースの期間に起こったことでした。

ボイドムーンの間は、契約書のサインや、計画を立てたり、取引を成立させたり、ものごとを開始したりしない方がよいでしょう。

署名、または押印するようなことは避けた方がいいようです。実現することはなく、やりなおしする可能性もあります。または多くの問題が発生したり、失敗に終わることもあるでしょう。

ところが、何か周囲を驚かせたり、おびえさせたりするようなことで、長期的には大きな影響がないものであれば、積極的にボイドオブコースの期間を活用するのもいいでしょう。

レーガン大統領の活用例

レーガン大統領の占星術アメリカの第40代大統領レーガンさんは、悪いことがあっても決して非難されず、はじき飛ばすテフロン大統領と言われていました。

彼は、論争の的になるような難しい質問に答える記者会見を、ボイドオブコースの時期に行うよう、スケジュールに非常に注意を払っていたそうです。

そして質問や議論が交わされても、翌日には新聞やテレビで何も語られることはありませんでした。その話題は、そのまま忘れ去られるか、ごまかされるだけで、誰も気にとめないようでした。

ボイドオブコースはレーガンさんのテフロンだったのです。もちろん彼は、自分をよく見せ、人々に注目してもらいたい、何か素晴らしいことを伝えなければならないときは、月がボイドオブコースでないことを確認し、最大限の注目と信用を得るようにしていたらしいのです。

シールのようなもの

つまり、ボイドオブコースは、人生の本に書かれたくない小さな物語のための時間として、わたしたちに与えられたようなものなのです。

それは、本のどこかに貼ることができる小さなシールのようなもので、そこにあって、同時にそこに

ない

ものなのです。

 

いかがでしたか? ボイドオブコースって面白いですね 😃 いろんな活用法が浮かんできたのではないでしょうか。あなたの人生にボイドオブコースが役立ちますように…

 

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