クルアーン

イスラーム

棕櫚(椰子)📖アル=マサド【第111章】クルアーン~冷酷高慢は自分に跳ね返ってくる

アブ・ラハブという実在の人物の名前は、ある種の人格を表すようになった。預言者ムハンマドの叔父である「アブ・ラハブ」は、真理を求める呼びかけに対して敵意のために卑屈になるような人物の象徴となった。預言者がこのような人物に直面しなければならな…
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蜘蛛 📖 アル=アンカブート【第29章】クルアーン~ジクルが湧き上がり肉体と魂に流れ込む

人が神への強烈な認識、すなわちマーリファによって完全な知識に到達すると、神への思いがその人の存在そのものに浸透するようになる。これが神を想起すること(ジクル)の持つ意義である。この神を想起する源泉、すなわちジクルが湧き上がり、肉体と魂に流…
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鉄 📖 アル=ハディード 【第57章】クルアーン~道徳的な迷いから目覚める

神は最初の存在であり、神がすべてを創造し、神の前には何ひとつ存在しなかった。神は最後の存在であり、その存在は永遠であり、すべてが死に絶えた後も存在する。その存在と一性は、思考することができる者たちのために、あらゆるものの上に顕現する。神は…
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ルクマーン 📖 Luqman 【第31章】クルアーン~木々を筆にし、海原を7倍に増やしてインクに

すべての人の本性は、思考や行動、またその人の存在そのものが方向性を持っている。信者は、その方向が完全に神にむいている者である。信者の人生は、神へと向かう人生であり、不信仰者の人生は神へと向かっていないものである。神の方へ向いている人は、実…
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試問される女 (問いただされる女) 📖 アル=ムンタヒナ (ムムタハナ)【第60章】クルアーン~言葉には見事に心を動かされる

この節はマッカを征服したその日に啓示された。預言者は、崇拝の際には神に何ものもその同位者として配さないこと。窃盗や姦淫、子殺しの罪を犯さないこと、また子どもたちに対する夫の父権を毀損しないことなど、信仰する女性たちの誓約を受け入れた。啓示…
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地震 📖 アッ=ザルザラ【第99章】クルアーン~小さな罪を無視してはならない

この章は、審判の日にどのように裁きが行われるのかを表している。その日は、アッラーの命令により、地球は語り始める。私たちがこの世で行ったすべての行為を、生きている間の善行も悪行もすべて。地球は私たちの行動のすべてを見ている。審判の日には、誰…
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眉をひそめて (眉をひそめる) 📖 アバサ【第80章】クルアーン~真理を受け入れひれ伏す

神の目には、宗教から背を向けた有力者には何の価値もない。たとえ見かけは『盲人』であっても、神の御前で評価されるのは、神を敬う心を持つ者。人間に求められる神への信心深さは、感謝の気持ちから生まれるもの。天地創造やさまざまな自然の仕組みについ…
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部屋 (私室) 📖 アル=フジュラート【第49章】クルアーン~何が真実であるかを慎重に確認しなくては

預言者ムハムマドの時代には、集会で、預言者の説教に優ることを目指し、饒舌になるものがいた。その結果、神と預言者が定めた指導原則を無視した意見を述べるようになった。このような過ちを犯すのは、神が自分を見守っておられることを忘れてしまうからで…
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進撃する馬 (疾走するもの) 📖 アル=アーディヤート【第100章】クルアーン~不必要に欲求に囚われないこと

この章は、11節から成り、イスラームの最初の数年で啓示されたもの。アーディヤートとは hunter ハンターを意味する。この章の教訓は、アッラーに感謝し、不必要に欲求に囚われないことである。そして、審判の日を信じること。信じなければ、間違…
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ムハンマド 📖 Muhammad【第47章】クルアーン~真理が永遠に世界に広まること

出来事を起こすのは神である。神は原因と結果の連鎖を通してそうされる。宗教もまたそうである。虚偽の力が破壊され、真理が永遠に世界に広まることが神の望みである。全能の神は、これを実現するため、聖なる御業の媒体として機能する人々を必要とする。こ…