ラスプーチン伝記

ラスプーチンと鼻のない女 ラスプーチン

ラスプーチンとはどんな人?『ラスプーチン知られざる物語』を読む その12鼻のない女

その1から読みたい方はこちらからどうぞ⇒ 鼻のない女 1914年の春、ニコライ2世は突然ラスプーチンに反旗を翻し、彼の帰郷を強要した。この劇的な展開の理由は、出来事そのものに説明がつくものの、完全には明らかにされていない。 ニコライ2世は、...
ラスプーチンと女性たち ラスプーチン

ラスプーチンとはどんな人?『ラスプーチン知られざる物語』を読む その15ラスプーチンがロシア国家を征服

ラスプーチンの予言通り、この戦争はロシアにとって破滅的なものとなった。ロシア皇帝の軍隊が東プロイセンで敗れると、楽観的な見方や皇帝の周りに集まってくるという当初の傾向は、1ヵ月もしないうちに消えてしまった。官僚機構は遅々として進まず、非効…
ラスプーチンと女王 ラスプーチン

ラスプーチンとはどんな人?『ラスプーチン知られざる物語』を読む その13モスクワに潜む災厄

ラスプーチンは、決して富を得ることに主眼を置いてはいなかったが、常に自分の経済的立場を向上させることに関心を抱いていた。戦争の前夜、彼はイギリスの軍需商を支援することを考えた。また、映画館に投資して、映画に音響を導入することも考えた。アレ…
ラスプーチンとロイヤルファイミリー ラスプーチン

ラスプーチンとはどんな人?『ラスプーチン知られざる物語』を読む その9あなたは私たちのすべて

その1から読みたい方はこちらからどうぞ⇒ 『あなたは私たちのすべて』 1911年の夏、ラスプーチンには喜ぶべきことがあった。ピーター・ストリピンの任期は明らかに終わりに近づいていた。アレクサンドラは長い間この男を嫌っていたが、ニコライは彼の...
ラスプーチンとアレクサンドラ ラスプーチン

ラスプーチンとはどんな人?『ラスプーチン知られざる物語』を読む その4新生ラスプーチン

その1から読みたい方はこちらからどうぞ⇒ 4. 新生ラスプーチン 皇帝は1905年11月1日の日記に「ミリツァとスタナとお茶を飲んだ」と書いている。「トボリスク州から来た神の人、グレゴリーと知り合いになった。」ニコライとアレクサンドラは、ラ...
ラスプーチンと皇太子 ラスプーチン

ラスプーチンとはどんな人?『ラスプーチン知られざる物語』を読む その14ツァーリが指揮を執り制御を失う

ラスプーチンは、戦前、常にドイツの力を賞賛し、危機に際して皇帝に手を引くよう呼びかけていた人物であるため、疑惑の目が向けられた。ラスプーチンはロシアの敗北のために働いているのだ、と何百万人もが確信していた。 ラスプーチンは皇帝に雇われてい…
ラスプーチン宮殿での殺人 ラスプーチン

ラスプーチンとはどんな人?『ラスプーチン知られざる物語』を読む その20宮殿での殺人

その1から読みたい方はこちらからどうぞ⇒ 宮殿での殺人 12月16日(金)ペトログラードには一晩中雪が降り続き、夜明け前の空にはピンクの雲が点在していた。寒かった。アレクサンドラは、その朝に温度計がマイナス10度であったことを記している。ラ...
ラスプーチンの怖い顔 ラスプーチン

ラスプーチンとはどんな人?『ラスプーチン知られざる物語』を読む その8黒猪が司教になる

その1から読みたい方はこちらからどうぞ⇒ 黒猪が司教になる ラスプーチンがロシアに戻ると、また新たな嵐が吹き荒れていた。ピョートル大帝が総主教の地位を廃止した後、ニコライはロシア正教会を管理する国家機関である聖シノドの副総監に、ウラジーミル...
ラスプーチンを殺したユスポフ ラスプーチン

ラスプーチンとはどんな人?『ラスプーチン知られざる物語』を読む その19暗殺者

フェリックス・ユスポフ王子は殺人者としては考えにくい人物だった。世界一の財産を持つという噂の唯一の相続人であるユスポフは、変わった男であった。彼が冷徹で計算高い暗殺者であったとは想像しがたい。ラスプーチンを殺した理由は謎に包まれているが、…
ラスプーチンとロシア正教会 ラスプーチン

ラスプーチンとはどんな人?『ラスプーチン知られざる物語』を読む その16 猟犬に跪く教会

ラスプーチンはニコライとアレクサンドラが認めたからこそ力を持ったのだ。彼らのおかげで、資格のない候補者が教会の高位に昇格していた。皇帝はシノドを辱め、弱体化させた。マキシモヴィッチを聖人に昇格させ、次にヴァルナヴァのキャリアを促進させるこ…